サイエンスルーム2014

小学生に対して新理数生企画による理科・数学(算数)実験ブースの出展を行うサイエンスルームを実施しました。

植物を味覚とともに学ぶ!

普段目にする植物を新しい視点でとらえてみよう、ということで食べるという活動を取り入れつつ植物について考えました。よく観察しないと気付かないこと、実はこうだったんだという新しい発見を児童に体験してもらいました。普段なにげなく目にするものの中にたくさんの不思議があることを感じてもらえたと思います。また、自然に囲まれた曾爾の植物を使うことで身近な植物への関心が高まったように思います。

    

  

尿素の結晶ツリーを作ろう

本授業では、尿素の水溶液をツリーに見立てたろ紙にしみ込ませて再結晶する様子を観察し、その仕組みを学びました。尿素の結晶ができ始めるまでは多少時間がかかりましたが、少しずつ結晶ができていく様子を集中して観察することができました。また、尿素を水に溶かすと冷たくなる性質や水溶液をしみ込ませたろ紙に尿素の結晶をふりかけると再結晶するスピードが速くなるということをこの実験・観察から学ぶことができました。

  

  

工夫して水の量を測ろう

工夫して水の量をはかろう!では、容器いっぱいまで水を入れると、1000mL、700mL、300mL入るめもりのない容器だけを使って、100、200・・・900mLをそれぞれはかりとるという問題について考えました。実際に水をうつす前に頭の中で考えて、はかりとる方法が思いついた児童は、容器を使ってほかの人に説明するなど、活発な授業となりました。児童からは、「算数は苦手だが、今日の授業を受けて、算数とは楽しいものなのだと知りました。」という感想が多くあり、日頃授業で習っている算数の楽しさを感じてもらえたと思います。

  

  

押し出せ!空気砲!

空気砲は組み立てた段ボールに穴をあけて作る物理おもちゃのことです。その空気砲の側面を勢いよく叩くことで、中の空気を押し出すことができます。本授業では、空気砲の穴の大きさを変化させることで、空気の飛距離がどうなるのかについて考える授業を行いました。児童たちは空気砲の面白さを体験するとともに、穴の形を変化させてみたらどうなるのかなど、発展的な内容も考えていました。

  

  

教員によるサイエンスルーム

プロジェクト教員が小学生へ講義・実験を行いました。

講演:曽爾川の水質と生き物を調べよう

講師:奈良教育大学  藤井智康
見ただけでは分からない水質を、川の生き物の種類と数から判定しました。また、パックテス(COD:化学的酸素要求量)を使って簡単な水質検査も行いました。今年も、ヘビトンボ、サワガニなどきれいな川にいる水生生物やヨシノボリ、カマツカなどの魚がたくさんみられ、パックテストでもCOD 2 mg/L程度と低い値を示していました。この結果から、曽爾川はきれいな川であると判定しました。子どもたちの活き活きと、生き物を探す姿も見られました。

  

  

講演:水の中の小さな生き物たち

講師:奈良教育大学  石田正樹
曽爾小学校の3〜6年生の生徒を対象に、小学5年理科の同名の単元に関わる授業を実施しました。大学より搬入した 14 台の顕微鏡を用い、顕微鏡の説明や、奈良公園内鷺池で採集したプランクトンの観察を行いました。顕微鏡使用法においては、スライドグラス大にカットした透明なプラスチック定規を観察させることで、見え方の違いを理解させるような工夫をしました。また、中学年を考慮し、割れ難いプラスチックのカバーグラスを使用することで、怪我などの事故が起こらない様に注意しました。観察させるプランクトンはどのような種が確認されるのかを予め把握し、指導にあたる大学生に児童が観察している生物種の説明ができる様指導しました。

  

  

講演:砂糖のふしぎとまほうの粉

講師:奈良教育大学  家庭科有志学生

「砂糖のふしぎ」では、色々な種類の砂糖を、見たり、触ったり、味わったりしながら、それぞれ色や形、触感、食感、溶け方が違うことを学んでもらいました。また、砂糖に水を加えて熱すると溶けやすくなることや、温度による状態変化を観察してもらい、この性質を利用して、べっこうあめづくりをしました。 「まほうの粉」では、砂糖に水と重曹を加えて熱したときの状態の変化(カルメ焼)、しそエキスにクエン酸を加えたときの色の変化(しそジュース)、水に重曹とクエン酸を加えたときの状態の変化(炭酸水)について実習を通して学びました。 児童の興味津々の眼差しが印象深く、驚いたり楽しんだりしながら学んでもらえたのではないかと思います。一方で、児童の活動場面を増やす授業づくりについての課題も残りました。