チャレンジ!サイエンス2014

中学生に対して新理数生・大学院生企画による科学実験ブースの出展を行うチャレンジ!サイエンスを実施しました。

フィッツロイの天気管 〜FitzRoy's Storm Glass 〜

フィッツロイの天気管では「再結晶」と「前線と天気の変化」の分野を絡めた授業として19世紀に天気予報の道具として使われていた天気管を作りました。その材料である樟脳が温度変化やその速さによりできる結晶の形と量が大きく変わること、前線の通過と温度変化の関係について学び、結晶を見ればある程度天気予報ができることを知ってもらいました。扱う薬品は匂いのきついものが多かったですが皆きちんと天気管を作成できました。

  

  

ニワトリの体のしくみ

身近な鳥類であるニワトリの解剖にチャレンジしました。普段食べている「胸肉」「もも肉」「ささみ」はどこの肉だろうという疑問をもとに解剖を行いました。ヒトと共通の臓器はもちろん、ヒトにはない「そのう」や「砂のう」についても触ったり、切って中身を見てみたりして、つくりと働きを学びました。大きく発達した胸筋が鳥類の「羽ばたく」という行動を反映していることを学びました。卵の形成過程には特に興味を持ったようでした。2日目には曽爾中学校の藤田先生も解剖の指導役として参加しました。

  

  

曽爾・御杖に新鮮な魚介類を!〜アプリで導け!問題解決!!〜

城崎漁港から曽爾村まで松葉ガニを運ぶために、どのような方法及び経路で運べばいいか考えました。地図から経路を考え離散グラフで表わし、条件をもとにアプリケーションを用いて最短の経路を探索、検討しました。単に費用や時間のみで経路を考えるのではなく、様々な条件を考慮した経路を考えることができました。こういった数学的モデル化の過程で会得したことを、今後の探究的な活動に活かすことが出来ればと思います。

  

  

方眼紙から始まる数学

今回の授業は、「ピックの定理」を題材に行いました。一人では解決できない問題も、グループで話し合い、刺激しあうことによって、解決への糸口が導き出せていました。今回は、1年生も柔軟な発想で単に教えてもらうだけではなく、積極的に参加することができていました。そして、授業が終わる頃には、自分たちで公式を発見することができ、方眼紙から始まる数学を体験できたのではないでしょうか。

  

  

全体ブース

家庭科/理科 有志学生が全中学生・全教職員を対象に実施しました。

講演:サイエンスキッチン−うま味の科学−

私たちは五感を使って食物を味わっていること、おいしいと感じるときの「うま味」の役割、うま味成分を多く含む食品、うま味の相乗効果について学んでもらいました。さらに、昆布や鰹節、干シイタケからめんつゆを作る実習を行い、だし汁が入っていないめんつゆや市販のめんつゆとの味を比較し、自分が好きなめんつゆの味を確認してもらいました。生徒からは「市販のめんつゆがおいしい」「合わせだしから作っためんつゆの味が好き」などの率直な意見が得られました。また、今回は、昆布と鰹節の合わせだしで味噌汁を作ることを宿題にして、授業での学びを家庭での実践につなげてもらうようにしました。 実際に授業を進めるなかで、生徒の知識量や実習力にも驚かされ、準備に「これで十分」というレベルはないことを痛感しました。