附属学校園連携事業

「科学の日」プロジェクト

理数教育の危機が叫ばれる中、もっとも深刻なのは、理数への学習意欲がずっと低水準にあることです。身の回りの出来事への興味・関心の芽生えは、幼年期に始まっています。「科学の日」プロジェクトでは、附属幼稚園と理数教育研究センターが協力して、幼年期に子供たちを理数へ誘うことのできる、理科・算数を題材とした幼稚園児対象(年長組中心)の体験型科学教育プログラムの開発をします。附属幼稚園の行事に「科学の日」を創設し、附属幼稚園と大学の教員、理科・数学を専攻する学部生・大学院生等の協働によって、演示実験、園児とともに行う工作・実験、体験授業、学内フィールド活動を展開します。

第1回「科学の日:金環日食勉強会」を実施(平成24年5月18日)

  平成24年5月21日(月)に、奈良市では282年ぶりとなる金環日食が観察されました。奈良教育大学付属幼稚園と理数教育研究センターは、幼稚園児を対象とした第1回「科学の日」プロジェクトとして、この282年ぶりの天体ショーを機会に「金環日食勉強会」を平成24年5月18日(金)11:40〜12:10に開催しました。
  主に幼稚園児年長組を対象にして(他の組も希望者は参加OK)、金環日食がどうして起こるのか、その仕組みについて本学の理数教育プロジェクト参加院生・学生及び有志が寸劇による解説を試みました。太陽さん、地球さん、お月さんが舞台を走り回り、天体の織り成す妙技に挑みました。さらに、保護者を対象として、本学地学教室の和田穣隆教授による解説を行いました。そして、21日の金環日食本番に備えて、観察する際の注意事項、特に日食グラスの使用方法を説明して安全な観察の備えをしました。
  当日の様子の一部は、関西テレビ、NHK奈良のニュースで放映されました。

   

   

第2回「科学の日:もしもし!いとでんわ」を実施(平成24年11月16日)

  平成24年11月16日(金)に、理数センターと附属幼稚園との連携事業「科学の日」の第2回目を実施しました。場所は附属幼稚園内の遊戯室。今回は、新理数プログラム参加学生6名が糸電話を題材にした音の伝搬についての内容で、年長さん61名を対象にした体験的な授業にチャレンジしました。演壇上の寸劇に始まり、お隣さんとの糸電話。最後に、全長が約10メートル程の糸電話が登場し、歓声が上がりました。次回の「科学の日」を主導する予定の幼年教育の学生さんや有志教員、家庭科の学生さんも駆けつけ、応援参加しました。。
  園児たちは、本物の電話や携帯電話の仕組みをもっと知りたい様子で、そういった好奇心にいかに応えられるか、また、工作などの作業をどう織り込んでいくか、等、いくつかの今後の課題が見え、非常に有意義な時間でした。。

   

   

   

第3回「科学の日:ごはんがうんちになるまで」を実施(平成24年11月30日)

 平成24年11月30日(金)に、理数センターと附属幼稚園との連携事業「科学の日」の第3回目を実施しました。今回は、家庭科と幼年教育の有志学生、有志教員(立松先生、中川先生)が、食べ物の消化という毎日の基本的で重要なテーマを取り上げました。附属幼稚園内の遊戯室で家庭科と幼年教育の学生のパワーがさく裂しました。
  人間の体の中やそこでの食べ物の消化のお話を、自作の工夫をこらした教材で楽しくコミカルに子供たちに伝えました。特に、エプロン教材から小腸に見立てた紐を伸ばした時には、その長さに驚きの大歓声があがりました。そして、どんな時にどんなうんちが出るのか、毎日の健康のバロメーターとなる大事なお話をしました。最後は、みんなでうんちをしっかり出すための体操をしました。松山センター長は、体操(の撮影?)で腰を痛めたようです。明日は、みんな良いうんちがでるかな?

  

  

   

第4回「科学の日:くるくるとぶタネ、ひらひらとぶタネ」を実施(平成25年3月1日)

  平成25年3月1日(金)に、理数教育研究センターと附属幼稚園との連携事業である第4回「科学の日」を実施しました。理数プログラム履修学生と理数プロジェクト教員による優れた教育実践力の育成を目指した活動の一環で、附属幼稚園の年長組園児61名に対して理科・数学(算数)実験を行い、理数の楽しさ・面白さを体験的に伝えます。科学教育に関わっての大学生・大学教員と幼稚園児のジョイントという非常にユニークな取り組みです。
  今回は、本学生物学教室の菊地先生があっと驚くサプライズ姿で登場!!ウシさんの格好です。いろんなタネが空を見事に飛び回る衝撃的なシーンを、動画を使って解説しました。その後、これもなぜかオオカミさんの格好をした学生を中心に新理数生たちが空飛ぶタネの工作実験を指導し、作った“空飛ぶタネ”を実際に楽しく飛ばしました。
  忙しい時間の合間をぬって長友学長も玉村園長と一緒に参観。前回、爆発的な躍動感で科学の日を盛り上げた家庭科からは、立松先生が応援参加。松山センター長は、おもりになるクリップの個数を増やし、高速飛翔タネで遊んでひんしゅくをかっていました。
  最後は、大学構内で発見されたまるで昆虫のような姿の不思議なタネを保護者の皆さんを交えて園児たちにプレゼントしました。先が鋭くとがっているから気をつけましょう。
  一年間、一緒に勉強した年長さんたちとの今年度最後の科学の日でした。みんな、もうじき卒園です。どうか、理数大好き小学生になってね。