「サマースクール2012イン曽爾」DCV発表会

11月14日(水)に奈良教育大学地学実験室にて、サマースクール2012イン曽爾のDCV発表会を行いました。曽爾で行った科学・数学実験について各班10分程度、成果を発表しました。今後の反省点・感想などさまざまな意見交換をし、次回のウィンタースクール2013イン曽爾に向けて役立つ貴重な経験をしました。

キャンドルマジック

私たちは色々な物質の状態変化について知ってもらうことが目的でした。そのため、始めは一番身近な水の三態について紹介し、その次に、水以外の物質にも気体、液体、固体の三態があることを確かめるためにろうそくで実験を行いました。ろうの固体(ろうそく)を熱することで、ろうの液体を観察し、ろうのにおいによってろうの気体の確認をし、融かしたろうはクレヨンで色づけをし、再びかためてろうそくとして持って帰ってもらいました。一人一つカラフルなろうそくができたので、小学生の笑顔が見れたことが嬉しかったです。

反省・感想

  • 先生が3人であったことに対して班は4つだったため、生徒に目が届かなかった部分があった。
  • 小学生(低学年)には難しい内容であったと思われる。そのため、もう少し噛み砕いた説明を考えるべきであった。
  • 実験の説明や注意が長かったので、小学生が少し退屈していたようだった。
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    果物電池を作ってみよう!

    私たちは身近な果物や野菜で電池を作る「果物電池」の実験を行いました。普段食べている果物や野菜が2種類の金属板を使って回路を作ることで電池としての役割を果たし、簡単な電子オルゴールを鳴らすことができるということに、小学生の皆さんが驚いているのが印象的でした。また1つだけでなく3つ果物をつないで、音を大きくするという実験にも挑戦しました。

    反省・感想

  • パワーポイントのまとめ部分を穴埋め問題のようにしておいたところ、児童が声に出して答えてくれた。
  • 実験の性質上仕方のないことなのかもしれないが、果物等食品の廃棄が膨大になってしまった。
  • 「どうなった?」「どんなかんじ?」などあいまいな質問をしてしまった。
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    いとでんわで声のヒミツを知ろう!!

    音と振動の関係を学ぶのは中学生になってからですが、日常の体験から音と振動が関係していることは小学生でも気付いているはずです。その音と振動の関係を帰納的に子どもたちに確認してもらおうと教室を開きました。小学生のほとんどがいとでんわを体験したことがなく、作る段階から子どもたちは楽しんでくれました。ばね電話、複数つなげて伝言ゲーム、30mの長い糸電話、振動を目で見る実験など、多くの実験を実施し、そのどれもで子どもたちは楽しみながら科学に興味を持ってくれたと思います。 DCV発表会では、危機管理・安全対策や、一人で授業を実施する底力を身につけるなど、貴重なご意見をたくさん頂きました。

    反省・感想

  • 子供たちの、糸電話で話している時の嬉しそうな顔、ばね電話や視覚実験での驚いている顔がとても印象的でした。
  • はじめから全部教えたり一方通行な授業をするのではなく、危険なものでないのならば、子供たちに自分で発問し、考え、試行錯誤する機会を与えてあげることで、学ぶ姿勢の獲得や、興味アップへとつながると思います。
  • 将来のために、授業の進行や不測の事態への対応など、一人でもできる底力を付けることが大切である。
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    さわって感じろ、その心臓! 〜心臓のつくりとはたらき〜

    私たちは、牛と豚の心臓を用いて心臓のつくりとはたらきについての授業を行いました。また、石油ポンプを使った実験装置で弁の仕組みを確かめました。本物の心臓を用いた活動を通して、率先して実物と解説に用いた図を見比べたりと子どもたちが興味を持って積極的に活動に参加してくれていました。

    反省・感想

  • 実物の心臓を使うことに児童が抵抗を感じるのではないか、という不安があったが、前で一度見せて徐々に慣れさせることで、想定していたよりも積極的に活動に参加してもらえた。
  • ワークシートでの設問の仕方をもっと工夫し、意見を書いてもらえるようにで きればもっと良かった。

        

    Let's think

    今回のサマースクールでは今までと発想を変えて、生徒と一緒に話し合い、考えを深めることを大切にしながら取り組みました。落下運動や振り子など題材は少し難しかったのですが、学年の枠を超えてたくさんの考えが出てきました。テー マの設定や話し合いの方法など課題は多くあったのですが、これを機に身近なことから自分で「考える」ようになってもらえると嬉しいです。

    反省・感想
  • 「考える」ということを限られた短い時間の授業で実施することの難しさを知った。
  • 子どもたちに考えさせることで一体何を教えたいのか、はっきりとさせるべきだった。
  • 「仮説実験授業」の本質を理解できておらず、今回のような授業では不完全なものだったので、さらに議論を徹底させるべきだった。
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    磨け、論理力!〜虫食い算で鍛えよう〜

    私たちは、論理的に考える力を養うことと数学を楽しむことを目的に、「虫食い算」についての授業を行いました。 個人やグループで作成した問題はユニークなものが多く、私たちがびっくりするようなものばかりでした。生徒たちは、悩みながらも楽しそうに活動に取り組んでいました。

    反省・感想

  • 中学生のサポートをする中で、積極的にコミュニケーションを取れてよかった。
  • 生徒がじっくり考えられる時間が少なかった。
  • 生徒の作った問題に対してフィードバックができてよかった。
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    江戸時代からの挑戦状-300年前の数学「和算」で遊ぼう-

    本実践では、ただ単に数学の問題を解くだけではなく、自分の学んでいる数学と異なる和算の存在やその特徴を知ること、さらに、300年も昔の問題を今でも楽しむことができるという数学の歴史を感じることをねらいとしました。そのために江戸時代の人々も楽しく取り組んでいたという「さっさ立て」の問題を選定し、遊びを通して課題を解決する場面を設定しました。仲間と協力して試行錯誤したり、規則性を発見し友達に紹介したりするなど生徒たちの主体的な姿を見ることができました。

    反省・感想

  • オープンな問題設定にしたこと、課題把握にしっかり時間を設けたことで主体的に課題解決の活動へ取り組む姿が見られた。
  • 「教えられるのではなく、自分で考えることの楽しさに気づけた。」、「昔の人はいろいろな考え方をしていたんだな。私もこれからいろいろな考え方をしていきたい。」など、数学に対する意識の変化を述べた生徒もいた。
  • 生徒たちが見出したきまりのよさを皆が感じられるようなまとめ方を考える余地があった。
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    カエルくんとナマ子さんのからだの中味をみてみよう

    ヒトと同じ脊索動物であるウシガエルを解剖して中味を観察しました。 また、脊髄ガエルの実験をして反射は脳でなく脊髄からの命令で筋肉が動く反応 ということを確かめました。 ニセクロナマコを解剖して観察し、棘皮動物の基本的特徴について学びました。 ウシガエルとニセクロナマコの中味を比較して、似ているところや違っていると ころを観察しました。

    反省・感想

  • ニセクロナマコは色素で内臓がきれいに見えなかったのでトラフナマコを使えばよかった。
  • 脊髄ガエルを見せることで反射がどういうものなのか視覚で理解しやすかったのではないかと思う。
  • 比較するのにもっと時間をとれればよかった。
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