サイエンス・スクールIN五條(令和元年8月5日、6日)

8月5日(月)、6 日(火)の2日間に、奈良県五條市教育委員会との連携のもと、五條小学校を会場とした「第4回サイエンス・スクールin 五條」を開催しました。
この活動は、理科や数学(算数)の専門家による様々な実験・演習や体験活動を通し、児童・生徒の理科や数学(算数)に関する興味・関心を高める事や現職教員の方々の参加によって普段の学校での実験授業の参考にしてもらい、授業力の向上を図ることを目的としています。会場の五條小学校の教室では、子供たちの真剣なまなざしと歓声に包まれました。

  

  

題目:一刀切り図形を作ろう!
講師:伊藤直治教授・高橋 亮准教授
一刀切りとは、1枚の紙を折って、1回だけハサミで直線に切って、色々な図形を切り出す遊びのことで、数学的にも興味深い問題です。一刀切りで,どのような形を切り出せるか考えながら江戸時代の一刀切り問題に挑戦して貰いました。さらに、一刀切りで様々な図形を切り出して、オリジナル作品を作成しました。

  

   

題目:チリメンモンスターをさがせ!
講師:藤井智康教授
海の環境と生態系について考えるための一つの方法として、「チリメンモンスターをさがせ!」を行いました。海の中にいる魚の稚魚(仔魚)などを普段、食事で食べている「ちりめん」の中からさがし、食物連鎖について考え、どの生き物がいなくなっても海の環境は良くならず、我々の食生活にも大きな影響を及ぼす可能性があることを一緒に考えました。子どもたちは、真剣にチリメンモンスターをさがし、見つけたモンスターを同定(分類)していました。また最近、全世界で問題となっているマイクロプラスチックなどの海洋汚染の問題などについて考え、食生活を通じて人間の健康にも影響を及ぼす可能性があることについても一緒に考えました。

  

  

題目:題名:液体? 固体? なぞのダイラタンシー
講師:常田琢准教授
片栗粉と水を混ぜた「ダイラタント流体」は力学的に面白い特徴を持っており、基本的には水のように流れますが、急に強い力を加えると堅くなって変形に抵抗します。自分の手でダイラタント流体を握ってみたり、箸でつまんでみたり、「水風船」を作ってみたり、様々な実験を通してその性質を体験してもらいました。顕微鏡で観察すると、ダイラタント流体の中には片栗粉の粒子がぎっしり詰まっています。それを観察した上で、「液体」と「固体」の区別とは何か、どんな時に変化が起きるのかを考えました。最後におまけとして、タライに入れたダイラタント流体で水上歩行に挑戦してみました。

  

  

題目:プラネタリウムを作ろう
講師:信川正順准教授
星は夜しか見えません。そこで、プラネタリウムドームを使って、学校の中でいろんな星や星座を観測しました。また、自分でプラネタリウムを作り、星を映し出す方法を学びました。作ったプラネタリウムを実際に使った星空の観測も行いました。